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大学編入について№7

2019.01.19

こんにちは。早稲田外語専門学校校長の井上です。

今回も大学編入を目指す人のために大学・学部についてお話ししたいと思います。

 

ブンガクって何?-文学部への編入希望者はいますか。

文学部を受験する人の中には、子供のころから本を読むのが好きで、小説や詩の世界を味わったり、自分で創作したりする人もいますが、多くは漠然としたイメージで受験している人も多いと思います。また、たとえば英米文学科と英米語学科のちがいをあまり意識せず、あとで後悔するということもあるようです。

文学部ではどのようなことを学ぶのでしょうか。文学とは言葉を中心とした表現行為ですから、まずは読んで理解するために、英米文学科なら英語、フランス文学科なら、フランス語というように言葉を学びます。国文科でも現代日本語や古文を学びます。

そのうえで、小説・詩・戯曲・評論などのテクスト(テキストブック-教科書-の意味ではありません。簡単にいうと、ひとまとまりの内容をもった文章のことです)を読んで、そこで一体、なにが表現されているのか、何が背景となっているのか、意図はどのようなものか、表現の方法や効果はどのようなものか、などを研究します。

そこで皆さんから「何のためにそんなことをするの?」という質問が返ってきそうですが、人間を理解するために、ということでしょうか。ですから、文学の研究は経済発展に寄与するとか、安定した収入を得て、リッチな家族生活をおくるといったことには役立ちません。

ただ、企業などで仕事をしたり、恋愛や結婚をしたりするといった生活の中で、人間についての疑問に必ずつきあたります。その中で、幅広くそして深く人間を理解し、寛容の心で人に接するということが求められることも確かです。文学的な素養は、そのような状況では、汲めど尽きせぬよりどころとなるのです。

企業で活躍したいと考える人は、経営学部や経済学部、公務員になって国民や地域住民の役にたちたい人は法学部に入るのが最短コースである、というのが従来の定番の考え方で現在でも有効です。しかし大学によっては地球規模での支援にたずさわるための学部や、地域文化を知るための学部を新設する大学も見られます。

必ずしも将来、収入を得るためだけに大学を受験する人ばかりではなく、もっと多様化しています。

たしかに、文学部に入ると大きな回り道になったり、有利な就職に不向きとなるかもしれませんが、それでもあえて人間をもっと知りたいという場合には、あえて文学部の門をたたいてもよいのかもしれません。

いかがでしたか?ご質問がある方はお気軽に校長井上までお問い合わせください。

それでは次回をお楽しみに!

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